江戸が大好きになる古文書
まったく初めての方でも楽しく学べて、びっくりするほどくずし字が読めるようになる!
- 定価
- 1,980円(本体 1,800円)
- 刊行
- 2007/03/01
- ISBN
- 9784760130375
- 判型
- A5
- ページ数
- 240
- ジャンル
- 古文書・くずし字
内容・目次
内容
本書は江戸日本橋の大呉服商・白木屋が舞台。第1章では白木屋が作った52か条の規則『永録』から、店と奉公人のリアルな姿を浮かび上がらせます。第2章では店を逃げ出して故郷へ帰った嘉助が主人公。8か月後に江戸へ戻ってきた嘉助が犯した許されない過ちとは?
目次
第1章 白木屋の規則『永録』と奉公人
第1節 商いの決まり
1 お客様には愛想よく真心こめて
2 商品は丁寧に扱うように
3 普段から掛取りに精を出すように
4 役替えの時は引き継ぎをきちんと
5 お客様へのプレゼントも接待もほどほどに
第2節 奉公人の心構え
6 驕り高ぶってはいけない
7 わかりやすく御詠歌を引いて
第3節 生活上の規則
8 三十歳まで飲酒禁止
9 夜は手習い稽古に励むべし
10 店の用事で出かけて私用をしてはいけない
第2章 自分の店(たな)に盗みに入った奉公人中村嘉助
第1節 白木屋日本橋店を出た嘉助
1 八年目、中村嘉助
2 家出して親類宅に身を潜めた嘉助
3 帰郷の準備を進めた嘉助
第2節 国元と京都を行き来した嘉助
4 国元に到着した嘉助
5 京都に出てまた国元に戻った嘉助
6 再び京都に出向いた嘉助
第3節 白木屋日本橋店に盗みに入った嘉助
7 江戸に舞い戻った嘉助
8 忍び込んだ嘉助
9 二度目の盗みを働いた嘉助
第4節 捕まって白状した嘉助
10 新吉原に行った嘉助
11 吟味を受けて白状した嘉助
12 嘉助の内済とりなし願い