柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争

豊臣秀吉を支えた石田三成以下五人の武将たちの活躍から家康との対立、そして関ヶ原に散るまで…歴史に咲いた「あだ花」たちの光芒!

定価
2,420円(本体 2,200円)
刊行
2022/04/22
ISBN
9784760154432
判型
四六判
ページ数
256
ジャンル
歴史・地理

内容・目次

内容

五大老とともに豊臣政権を運営した存在として、教科書などでもおなじみの五奉行。とくに、石田三成は「関ヶ原の戦い」で徳川家康に戦いを挑み、敗れ去ったことで有名であるが、それ以外の四人――浅野長政、長束正家、前田玄以、増田長盛――について語られることは少ない。しかし彼らは、秀吉からの抜擢に応えるだけの実力を持ち、秀吉の天下統一と没後の政権維持に多大な貢献をした重要家臣団だったのだ。
本書では豊臣政権を支え続けた五奉行たちの、知られざる来歴や活躍、政権運営における五大老との職掌分担や家康との対立から、「関ヶ原」そしてその後の人生に至るまでを、最新の研究成果に基づいて読み解いていく。歴史の敗者として語られがちな存在に光を当てることで、もう一つの歴史が見えてくる!


【目次】


第一章 五奉行たちの来歴
第二章 秀吉の天下統一と五奉行
第三章 秀吉死後の情勢と五奉行の成立
第四章 関ヶ原合戦開戦と五奉行
第五章 関ヶ原本戦の激闘
第六章 関ヶ原合戦後の五奉行


【著者紹介】
 
渡邊大門(わたなべ・だいもん) 
1967年神奈川県生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。主な著書に、『戦国誕生中世日本が終焉するとき』(講談社現代新書)、『逃げる公家、媚びる公家――戦国時代の貧しい貴族たち』『戦国の貧乏天皇 』『人身売買・奴隷・拉致の日本史』『戦国大名の戦さ事情』(以上柏書房) 、『関ヶ原合戦は「作り話」だったのか? 一次史料が語る天下分け目の真実』(PHP新書)、『明智光秀と本能寺の変』(ちくま新書)、『清須会議 秀吉天下取りのスイッチはいつ入ったのか?』(朝日新書)、『関ヶ原合戦全史 1582-1615』(草思社)、編著書に、『虚像の織田信長 覆された九つの定説』『戦乱と政変の室町時代』(以上柏書房)、『考証 明智光秀』『関ヶ原合戦人名事典』(以上東京堂出版)など多数。


目次

第一章 五奉行たちの来歴第二章 秀吉の天下統一と五奉行

第三章 秀吉死後の情勢と五奉行の成立

第四章 関ヶ原合戦開戦と五奉行

第五章 関ヶ原本戦の激闘

第六章 関ヶ原合戦後の五奉行