厚生統計月報 復刻版 第3回配本
戦後初期の公衆衛生はどのような状態だったのか? その変化を追うことができる貴重な月次統計記録
- 定価
- 275,000円(本体 250,000円)
- 刊行
- 2022/07/08
- ISBN
- 9784760153657
- 判型
- B5
- ページ数
- 2,936
- ジャンル
- 資料集・史料集・地図
内容・目次
内容
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終戦後間もない1947(昭和22)年4月から1958(昭和33)年3月までの12年間にわたり、厚生大臣官房総務課統計係が欠かさず毎月発行した統計月報(全135号)を全3回配本で完全復刻する。
連合軍最高司令官は、人口動態調査を改善のうえ総理庁から厚生省に移管し、疾病統計を整備するため、1945(昭和20)年9月の「公衆衛生に関する覚書」で各県の疾病蔓延状況の調査を命じるなど、保健・衛生行政を重視した。これを受けて政府は官制の改革を行い、厚生省公衆保健局内に設置された調査課が統計関係の事務を担うこととなった。
創刊号の「はしがき」に、「この度厚生省所管事項並びに厚生行政に関係のある統計のうちで、厚生行政上は勿論、その他広く行政、あるいは事業計画上の資料として速報の必要があると認められるものを集録し、厚生統計月報として刊行し、関係先に配布して参考に供することにした。本号に掲載する諸統計は、部内各局課及び関係各庁から提出せられた資料に基づいて作製したものである」とある通り、本資料は人口・公衆衛生、社会、経済と幅広いテーマを対象とした調査統計が収録されたデータベースである。
戦災孤児についてのわが国唯一の統計であるとともに、客観的なデータゆえに社会科学分野全般に汎用可能であり、占領下を含む戦後初期の日本社会を研究するうえで不可欠の情報源といえよう。全冊揃いで所蔵している機関はほとんどなく、国会図書館所蔵資料にも欠号が多い貴重な資料である。
目次
第14巻 第6巻第1号~第6巻第6号(1952年1月~1952年6月)
第15巻 第6巻第7号~第6巻第12号(1952年7月~1952年12月)
第16巻 第7巻第1号~第7巻第12号(1953年1月~1953年12月)
第17巻 第8巻第1号~第8巻第12号(1954年1月~1954年12月)
第18巻 第9巻第1号~第9巻第12号(1955年1月~1955年12月)
第19巻 第10巻第1号~第10巻第12号(1956年1月~1956年12月)
第20巻 第11巻第1号~第12巻第3号(1957年1月~1958年12月)