昭和の郊外 関西編
これからの日本のまちづくり、都市研究に欠かせない基礎資料を集成した決定版!
- 定価
- 22,000円(本体 20,000円)
- 刊行
- 2019/06/10
- ISBN
- 9784760151028
- 判型
- B5
- ページ数
- 694
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
大大阪の誕生から鉄道各社の沿線開発競争、戦後の巨大ニュータウン建設まで――明治・大正から昭和にかけての関西大都市圏の成立過程がわかる最重要文献を集成した決定版! 図表500点収録。
【編者プロフィール】
橋爪紳也(はしづめ しんや)
大阪府立大学大学院経済学研究科教授、大阪府立大学観光産業戦略研究所長。1960年大阪市生まれ。京都大学工学部建築学科卒、同大学院、および大阪大学大学院工学研究科博士課程修了。建築史・都市文化論専攻。工学博士。『明治の迷宮都市』(平凡社、1990年)、『京阪神モダン生活』(創元社、2007年)、『「水都」大阪物語』(藤原書店、2011年)、『ニッポンの塔 タワーの都市建築史』(河出書房新社、2012年)、『瀬戸内海モダニズム周遊』(芸術新聞社、2014年)、『大京都モダニズム観光』(芸術新聞社、2015年)、『大大阪モダニズム遊覧』(芸術新聞社、2018年)ほか著書多数。
目次
解題(橋爪紳也)
第1章 「大大阪」の誕生
『大阪市域拡張史』/『第一次大阪都市計画事業誌』
第2章 近郊の開発 耕地整理・区画整理・土地会社
玉置豊次郎『大阪建設史夜話』/「大大阪新開地風景」(『大大阪』1932年7月~1933年11月)
第3章 市外居住のすすめ
高田兼吉編『市外居住のすすめ』/『最も有望なる電車』/『如何なる土地を選ぶべきか、如何なる家屋に住むべきか(住宅地御案内)』
第4章 余暇生活と郊外
大阪市社会部調査課編『余暇生活の研究(労働調査報告19)』/中川倫『新大阪大観』/『大阪案内』/橋爪紳也「沿線開発とアミューズメント施設」(『阪神間モダニズム』)
第5章 鉄道会社と沿線開発
『輸送奉仕の五十年』/『阪神電気鉄道百年史』/『逸翁自叙伝』/『75年のあゆみ 記述編』/『南海沿線百年史』/坂本勝比古「郊外住宅地の形成」(『阪神間モダニズム』)
第6章 戦後復興とニュータウン
片寄俊秀『千里ニュータウンの研究 計画的都市建築の軌跡・その技術と思想』/大阪府企業局編『泉北ニュータウンの建設』