柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

未来の住まい 住宅研究のフロンティアはどこにあるのか

先の見えない10年後に、私たちの住まいはどのように変貌しているだろうか?

定価
2,420円(本体 2,200円)
刊行
2019/03/20
ISBN
9784760150915
判型
A5
ページ数
214
ジャンル
自然科学・建築

内容・目次

内容

急増する空き家、頻発する自然災害、少子高齢化、巨額財政赤字、世界金融危機、移民問題、AI化の進展、SNSの普及、シエアハウス、スマート化……先行きのまったく見えない10年後に、私たちの住まいはどのように変貌しているのか。まったく新たなパラダイムの構築をめざして、研究の最前線で活躍する第一人者が存分に語り合う。住総研創立70年記念出版。


【著者紹介】
野城智也(やしろ ともなり) 東京大学生産技術研究所 教授
大月敏雄(おおつき としお) 東京大学大学院工学系研究科 教授
園田眞理子(そのだ まりこ) 明治大学理工学部 教授
後藤 治(ごとう おさむ) 工学院大学 総合研究所教授・理事長
岩前篤(いわまえ あつし) 近畿大学 建築学部長、同アンチエイジングセンター教授
岡部明子(おかべ あきこ) 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
平山洋介(ひらやま ようすけ) 神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授
祐成保志(すけなり やすし) 東京大学大学院人文社会系研究科准教授


目次

序   住宅研究のフロンティアはどこにあるのか(野城智也)

第Ⅰ章 「定常型社会」への移行に向けた地域居住空間の再編(大月敏雄)

第Ⅱ章 20世紀後半の居住システムの崩壊と「後退戦」への臨み方(園田眞理子)

第Ⅲ章 地球環境時代の住宅と建築の歴史研究(後藤 治)

第Ⅳ章 健康と住宅・都市(岩前 篤)

第Ⅴ章 都市への権利(岡部明子)

第Ⅵ章 住宅所有と社会変化(平山洋介)

第Ⅶ章 住宅研究というフロンティア(祐成保志)

第Ⅷ章 住総研創立70年記念シンポジウム 討論

住宅研究のフロンティアはどこにあるのか――10年後の未来に向けて、私たちは何をしたらよいのか