柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

由利・三津木探偵小説集成3 仮面劇場

名探偵・由利麟太郎とその助手・三津木俊助が挑む、怪奇と耽美に包まれた犯罪絵巻! 全ミステリ・ファンへ贈る、シリーズ第3弾。

定価
2,970円(本体 2,700円)
刊行
2019/01/24
ISBN
9784760150533
判型
四六判
ページ数
472

内容・目次

内容

薔薇を敷き詰めた小舟に眠る盲聾唖の美少年――彼を引き取った、ある一家に降りかかる惨劇を描く表題作をはじめ、全9編を収録したシリーズ第三弾。付録に、主人公コンビを描いたイラストをセレクト掲載、「由利・三津木挿絵ギャラリー」として収録。


【著者紹介】 


横溝正史(よこみぞ・せいし)


1902年生まれ、81年没。大正期より執筆活動を始め、雑誌「新青年」編集長として江戸川乱歩に名作『陰獣』を発表させるなど編集者としても活躍。戦後く『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』を発表、前者で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞、以後『八つ墓村』『犬神家の一族』など、金田一耕助を主人公とする傑作群で探偵小説界の第一人者としての地位を不動のものに。70年代の角川文庫によるリバイバルと金田一シリーズの映画化によって大ブームとなり、最晩年には傑作『悪霊島』を発表、生涯現役を貫いた。作品は以後も読み継がれ、新たな映像作品化も数多い 


 


【編者紹介】 


日下三蔵(くさか・さんぞう)


SF・ミステリ評論家、アンソロジストとして精力的に活動。小松左京作品、連城三紀彦作品などのアンソロジーの他、『海野十三コレクション』(創元推理文庫)、今日泊亜蘭『最終戦争/空族館』(ちくま文庫)、『筒井康隆コレクション』(出版芸術社)、『皆川博子コレクション』(出版芸術社)『ミステリ珍本全集』(戎光祥出版)『横田順彌明治小説コレクション』(柏書房)など一連の「隠れた名作」の発掘で高い評価を得ている。


★★★★★★★★【以後続刊、乞うご期待!】★★★★★★★★


◎『蝶々殺人事件』由利・三津木探偵小説集成4 2019年2月刊行予定


目次

双仮面

猿と死美人

木乃伊の花嫁

白?少年

悪魔の家

悪魔の設計図

銀色の舞踏靴

黒衣の人

仮面劇場


付録 由利・三津木挿絵ギャラリー

編者解説/日下三蔵