由利・三津木探偵小説集成2 夜光虫
名探偵・由利麟太郎と記者・三津木俊助の快刀乱麻を断つ名推理!息つく間もないサスペンスフルな物語を堪能できる、シリーズ第2弾。
- 定価
- 2,970円(本体 2,700円)
- 刊行
- 2018/12/21
- ISBN
- 9784760150526
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 488
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
- シリーズ
- 由利・三津木探偵小説集成(全4巻)
内容・目次
内容
美貌ながら醜い人面瘡を持つ少年と物憂げな美少女が巻き込まれる異形の愛憎劇を描く「夜光虫」をはじめ、サスペンスフルな展開で読者をとらえてはなさない、怪奇と耽美に包まれた華やかな犯罪絵巻全8篇――横溝正史が生んだもう一人の名探偵・由利麟太郎とその助手・三津木俊助が帝都を舞台に大活躍するシリーズ第2弾!
【著者紹介】
横溝正史(よこみぞ・せいし)
1902年生まれ、81年没。大正期より執筆活動を始め、雑誌「新青年」編集長として江戸川乱歩に名作『陰獣』を発表させるなど編集者としても活躍。戦後く『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』を発表、前者で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞、以後『八つ墓村』『犬神家の一族』など、金田一耕助を主人公とする傑作群で探偵小説界の第一人者としての地位を不動のものに。70年代の角川文庫によるリバイバルと金田一シリーズの映画化によって大ブームとなり、最晩年には傑作『悪霊島』を発表、生涯現役を貫いた。作品は以後も読み継がれ、新たな映像作品化も数多い
【編者紹介】
日下三蔵(くさか・さんぞう)
SF・ミステリ評論家、アンソロジストとして精力的に活動。小松左京作品、連城三紀彦作品などのアンソロジーの他、『海野十三コレクション』(創元推理文庫)、今日泊亜蘭『最終戦争/空族館』(ちくま文庫)、『筒井康隆コレクション』(出版芸術社)、『皆川博子コレクション』(出版芸術社)『ミステリ珍本全集』(戎光祥出版)『横田順彌明治小説コレクション』(柏書房)など一連の「隠れた名作」の発掘で高い評価を得ている。
★★★★★★★★【以後続刊、乞うご期待!】★★★★★★★★
◎『仮面劇場』由利・三津木探偵小説集成3 2019年1月刊行予定
◎『蝶々殺人事件』由利・三津木探偵小説集成4 2019年2月刊行予定
目次
夜光虫
首吊り船
薔薇と鬱金香
焙烙の刑
幻の女
鸚鵡を飼う女
花髑髏
迷路の三人
付録 夜光虫(未発表版)
編者解説(日下三蔵)