鍛錬の流儀
東日本大震災後の今、問い直す。肉体を鍛えることの真なる目的とは…折れず、曲がらず刀のような心と体を鍛えるヒント。
- 定価
- 1,760円(本体 1,600円)
- 刊行
- 2017/09/22
- ISBN
- 9784760149100
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 250
- ジャンル
- 芸術・芸能・実用
内容・目次
内容
つねに「真の強さとは何か?」を追究して《鍛錬道》を模索し続けてきた著者。鍛錬とは肉体のみならず、精神を磨き上げることであるという強い信念を持つ彼の姿に共感する経営者も数多く、若くしてカリスマトレーナーとして、頂点を極めた。
しかし、2011年の東日本大震災の猛威を前に、人間の無力さに直面、さらなる強さを求めて被災地・宮城県石巻市雄勝町に移住する。そこで見たものはかつてのトレーニングでは得られなかった人間の力であり、精神のたくましさであった。
被災地における厳しい自然の中での生活を通じて、自己の精神と肉体の鍛錬の純度をさらに高める著者が贈る、珠玉の鍛錬の心得!
「弱い自分を克服し、迷いを断ち切りたい!」と願う迷える現代人に贈る究極の人生論。
【著者紹介】
山本圭一(やまもと・けいいち)
鍛錬家、漁師。1979年生まれ。中学時代に独学でトレーニングを始め、中学から空手、高校で本格的な筋トレと禅に取り組む。高校卒業後はトレーニングを極めるべく自衛隊に入隊。初級偵察教育で隊長賞を受賞。その後、フィットネス業界に転身、高級フィットネスクラブや老舗クラブでの経験を経て、パーソナルトレーナーとして独立。独自のトレーニングメソッドがビジネスマンや経営者に支持され、予約のとれないトレーナーになる。2008 年5 月に『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』(幻冬舎)を出版、たちまち13 万部を超えるベストセラーに。2011 年からは、自身を鍛錬家と名乗り活動を開始。トレーニングを、ただ単に体を鍛える行為としてではなく、「心を磨く」行為として捉え、その普及啓蒙活動を行う。また東日本大震災の直後から、宮城県石巻市雄勝町にて炊き出しや学習支援などを始め、同年9 月、雄勝町に移住し、漁業の手伝いや町の非常勤職員としてイベント業務を中心的に行い、雄勝町の新しい町づくりに奔走する。2017年までに6 回行われた「三陸・雄勝 海の幸トレイルランニング」は同町PR活動の集大成となる。現在は、漁師の仕事をしながら、本来の生業である鍛錬家として勧善道場の運営を行い、妻と二人、雄勝町で静かに暮らしている。
目次
鍛錬とは何か?――はじめに
第1章 鍛錬道を歩む――精神と肉体に「軸」をつくる
第2章 鍛えるように生きる――戦いから逃げないための心構え
第3章 自然の中での鍛錬――山本流トレーニング法
第4章 鍛錬の流儀――精神と肉体を磨き上げる71の鉄則
世界に誰もいなくなっても鍛える――おわりに