戦争はどう記憶されるのか 日中両国の共鳴と相剋
なぜ日中は、いつもいがみあってしまうのか?
- 定価
- 4,070円(本体 3,700円)
- 刊行
- 2014/02/01
- ISBN
- 9784760143405
- 判型
- その他・規格外
- ページ数
- 382
- ジャンル
- 歴史・地理
内容・目次
内容
日中戦争の被害者の記憶と加害者の責任をどうつなぐか?研究の第一人者が長年にわたる現地住民との対話のなかで導き出した、未来への処方箋
目次
〈本書の内容〉Ⅰ 記憶の諸相
第一章 遺骨・戦没者の戦中・戦後史――日本と中国の戦争記憶
第二章 戦争記憶の集積と回合――雲南、占領と玉砕の記憶
第三章 雲南に刻まれた戦争記憶
第四章 戦犯が綴った三光作戦
Ⅱ 標的となった市民
第五章 戦略爆撃から原爆へ――拡大する「軍事目標主義」の虚妄
第六章 戦闘詳報が語る重慶爆撃
Ⅲ 裁く者と裁かれる者
第七章 中国は何をどのように裁こうとしたのか
――中国国民政府の戦犯裁判政策の展開