悪いけど、日本人じゃないの
日本でおばあちゃまになった在日ブラジル人の痛快エッセイ!
- 定価
- 2,420円(本体 2,200円)
- 刊行
- 2013/05/01
- ISBN
- 9784760142798
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 278
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
スーツケースひとつで50年も前に単身で日本に来た日系ブラジル人。
「どうして日本人ってこうなの?」
「日本人ってここがオカシイ!!」
理解できず、とまどいつつも、月日の中で育まれていった日本人の心。
いまや立派にどこから見ても日本人のおばあちゃま。
でも、いまだからノエミアさんは伝えたい、
「悪いけど日本人じゃないの。だからこそ日本人が大好きなの」
目次
はじめに簡単自己紹介
遠い国ブラジル 遠い国日本
第1部 ブラジル発、日本文化の再発見
第1章 狭い国土と四季の変化から生まれるもの
第2章 沈黙と不足の美学
第3章 伝統的なスローモーション
第2部 沈黙のコミュニケーション
第1章 夫を亡くしてから分かってきた「日本人の心」
第2章 年老いて、特に感じる日本的な会話の心地よさ
第3章 風土に育まれ根付いた「優しさ」
第3部 「悪いけど、日本人じゃないね」と言われて
第1章 悩めるアイデンティティー
第2章 ブラジル人の気質の影響
第3章 いてはいけない場所にいる感覚
第4部 ちょっと間違えてみませんか?
第1章 間違いにこだわらないブラジル人
第2章 プライド、この邪魔もの!
第3章 ブラジル人を少し真似る……楽になるかも
終章 美しき悟り 笑いと悲しみの融合
おわりに