南京大虐殺否定論 13のウソ
虐殺否定説のロジックとトリックがよくわかる
- 定価
- 2,530円(本体 2,300円)
- 刊行
- 2012/03/01
- ISBN
- 9784760140947
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 254
- ジャンル
- 歴史・地理
内容・目次
内容
「大虐殺はなかった」という説を13のパターンに分類し、その語りの構造を徹底検証。「人口より多い数をどうやったら殺せるのか?」「戦争なんだから人を殺しても犯罪にはならないのではないか?」「証言や写真はウソだらけではないのか?」……といった素朴な疑問に対して、これまでのどの本よりもやさしく解説。
目次
1 「東京裁判によるデッチ上げ」説こそがデッチ上げ(藤原彰)2 本当に誰もが南京事件のことを知らなかったのだろうか(吉田裕)
3 リアルタイムで世界から非難を浴びていた南京事件(笠原十九司)
4 戦争時期の中国側の認識について(井上久士)
5 数字いじりの不毛な論争は虐殺の実態解明を遠ざける(笠原十九司)
6 据えもの斬りや捕虜虐殺は日常茶飯事だった(本多勝一)
7 遺体埋葬記録は偽造史料か(井上久士)
8 虐殺か解放か――山田支隊捕虜約2万の行方(小野賢二)
9 国際法の解釈で事件を正当化できるか(吉田裕)
10 証言の不当な解釈で正当な事実認定はできない(渡辺春己)
11 妄想が産み出した「反日攪乱工作隊」説(笠原十九司)
12 南京大虐殺はニセ写真の宝庫ではない(笠原十九司)
13 歴史修正主義の南京大虐殺否定論は右翼の言い分そのものだ(藤原彰)