ホロコーストを学びたい人のために
コンパクトながら主要テーマをすべて網羅した定評あるテキスト
- 定価
- 2,530円(本体 2,300円)
- 刊行
- 2012/03/01
- ISBN
- 9784760140930
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 206
- ジャンル
- 歴史・地理
内容・目次
内容
加害者側であるドイツ人研究者が、ホロコースト理解に必要不可欠なトピックを発端のヴァンゼー会議から絶滅までに生起した広範な現象から選び、ポイントをわかりやすくまとめた定評あるテキスト。この一冊で概略が手軽にわかり、歴史教育の教材にも最適。
【本書の特長】
① 類書にはめずらしい、加害者側のドイツ人が書いた入門書
② 著者の永年にわたる研究成果に裏付けられた信頼できる内容
③ コンパクトではあるが、ホロコーストの全体像を把握できる
④ 加害者側のみならず被害者側の視点からも書かれている
⑤ シンティ、ロマについても記述
目次
日本語版への序文主な登場人物
ドイツ国政府組織図、ナチ党組織図、SS組織図、ホロコースト関連地図
1 朝食付きの討議――1942年1月20日のヴァンゼー会議
2 ドイツ系ユダヤ人とナチズム――自己理解と脅威
3 ドイツにおけるユダヤ人の排斥と差別(1933~1939年)
4 ユダヤ人の亡命(1933~1941年)
5 アーリア化とユダヤの星
――ドイツ系ユダヤ人の公民権完全剥奪(1939~1941年)
6 東部占領地域のゲットー 「ユダヤ人問題の最終解決」の開始
7 反ユダヤ主義から大量虐殺へ――最終解決の創世記
8 東部での大虐殺
――占領地域における「行動部隊」とその他の殺人部隊(1941、1942年)
9 ドイツからのユダヤ人の移送
10 テレージエンシュタット
11 その他の大量虐殺――シンティとロマの迫害
12 絶滅収容所における大量虐殺の工業化(1942~1944年)
出典と参考文献
訳者あとがき
関連年表、地名索弓、人名索引