それでも、読書をやめない理由
本の話題から始まり、時間や人の記憶にいたるまで、縦横無尽に語られる読書論
- 定価
- 1,760円(本体 1,600円)
- 刊行
- 2012/02/01
- ISBN
- 9784760140848
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 208
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
本来、本というものは現実からちょっとはなれて、その世界に没頭できる、というのが一番の効用だったはずではないか。本を時代の流れに無理やりあわせるのではなく、よい文章を時間をかけて読む、という生活スタイルこそ取り戻すべきことではないだろうかと考える著者。小説家、評論家、詩人、政治家の文章やコメントを随所に織り交ぜながら、「読書」の持つ意味、「読書」が進むべき方向について考察した好エッセイ。
目次
プロローグ 「文学は死んだ」?第1章 物語の中の真実
第2章 この騒々しい世界で
第3章 もうひとつの時間、そして記憶
第4章 文学という鏡
第5章 本を本たらしめるもの
エピローグ それでも、わたしは本を読む
日本語版によせて
訳者あとがき
本書に登場した本