季刊 東北学 [第2期・第26号(2011年冬)] 特集:「縄紋の河川景観」
新しい縄紋観とはなにか
- 定価
- 2,096円(本体 1,905円)
- 刊行
- 2011/02/01
- ISBN
- 9784760139736
- 判型
- A5
- ページ数
- 238
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
一万年にわたる縄紋時代に直線的な発展段階論の摘要は現実的ではない。旧石器時代研究において練り上げてきた「構造変動論」の摘要を試みつつ構造変動という視点から文化的・社会的な変動期を見つけ出す。特集「縄紋の河川景観」
目次
座談 島と河川の東北縄文景観 貝塚・盛土遺構などの調査方法 岡村道雄・安斎正人
論考
・米代川水系の縄紋社会史 小林克
・新井田川下流域における縄文・弥生集落 村木淳
・最上川水系の縄文遺跡 小林圭一
・北上川流域の縄文集落遺跡 菅野智則
・信濃川水系 活動痕跡の動態から 佐藤雅一
・三面川流域の城跡景観 富樫秀之
小特集 日本文化のなかの生と死 中村生雄の仕事
講演
・現代社会における生と死の営み 中村生雄の思い出のために 山折哲雄
エッセイ
・中村生雄さんからの宿題 野本寛一
・供儀から供養へ 原田信男
・いくつもの魂 中村生雄さんの学問の原動力 池上良生
・折口信夫のいう「古代」 中村生雄著『折口信夫の戦後天皇論』をめぐって 兵藤裕己
・オオカミをめぐる断章 三浦佑之
・最期の問いかけ 赤坂憲雄
連載
・安渓貴子・安渓遊地「島からのことづて」
・稲垣尚友「東シナ海の古層」
・木村 文「アジアの風の中で」
・高光敏「済州島の民俗」
・内藤正敏「写真曼陀羅