知識人とファシズム 近衛新体制と昭和研究会
アカデミズムが封印した、抑圧と侵略の時代の歴史
- 定価
- 4,180円(本体 3,800円)
- 刊行
- 2011/03/01
- ISBN
- 9784760136865
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 364
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
近衛文麿のブレーン・トラストとして、?山政道ら気鋭の知識人が積極的に政策を提言した国策研究機関、昭和研究会。学問と政治が強く結びつきすぎたがゆえに、戦後史学が目をそむけてきた当時の知的熱狂と政治的躍動を丹念に描く。
目次
日本語版の読者へ~~第一章 戦前日本の政治と知識人~~第二章 社会改革に向けて~~第三章 危機意識~~第四章 国家への回帰~~第五章 ファシズムとナショナリズムに向き合って~~第六章 昭和研究会創立のころ~~第七章 新体制の構想~~第八章 政治的動員~~第九章 知識人・ファシズム・権力志向~~~知識人の野望――解題にかえて(竹内 洋)~~原注~参考文献~索引