ドラゴンゲート [下巻]
少女は、冒険と愛のなかで、いつしか大人になってしまうもの
- 定価
- 2,090円(本体 1,900円)
- 刊行
- 2009/02/01
- ISBN
- 9784760134892
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 440
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
ハラドーンとミルドハン、二つの王国を分ける山間に位置する王国アヴラヘル。小さな岩だらけの土地は、しかし、エルフ族の最大の王国であった。やがてその地も人間に支配されようとしていたとき、オクタリス王は、お妃に人間をむかえることで王国の危機を乗りこえようとした。相手には、ハラドーン国王の従姉妹ヤーレに白羽の矢が立った。そして生まれた王女アルドヘスは、いつからか父の幻視の力を借りて、ある大きな運命に選ばれた、二人の人間の成長を見守り続けることになるのだった。一人は、地下洞窟に子どもたちの王国を築こうとするミルドハンの孤児アラザール。一人は、ハラドーンの農民の子でありながら、ドラゴンと心を通わせる不思議な力を持った少年レヴィンである……。
16歳の時の作品で長編デビューし、ドイツ・ファンタジー界を震撼させた天才少女が満を持して刊行した第二弾。そのゲートが開くとき、大団円へのファンファーレが鳴り響く。少女から大人へ、少年から青年へ、人生のもっとも多感な時を詩情豊かに描ききる感動の純愛ファンタジー。
目次
<下巻目次>★小さな女神の章・続き
26:エルフ族のもとで 27:カライオスの娘 28:ドラゴンの世界 29:旅 30:オクタリス
★消滅の章
31:最後のマヒュール 32:捕虜 33:永遠の子どもたち 34:運命 35:はじまり 36:救済 37:裏切り者
★大嵐の章
38:最後の望み 39:イスタート 40:ミルドハンの王 41:戦力 42:行軍 43:女王 44:暗い道 45:嵐の前 46:真実の時 47:戦闘 48:復讐 49:ドラゴンゲート 50:未来 51:霧
謝辞
訳者解説