季刊 東北学 [第2期・第13号(2007年秋)] 特集〈明日の岡本太郎〉
私たちの知らない岡本太郎の顔が見えてくる
- 定価
- 2,096円(本体 1,905円)
- 刊行
- 2007/11/01
- ISBN
- 9784760132492
- 判型
- A5
- ページ数
- 234
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
岡本太郎の死から10年あまりが過ぎ、再発見の気運が高まっている。しかし彼はきわめて多彩な顔を持ち、芸術家としてのみの理解では、全体像をとらえることはできない。未完の芸術家の多面的な仕事と思想を探る。
目次
特集〈明日の岡本太郎〉
[対話]
多面体の芸術家 岡本太郎──その個性と思想をめぐって 酒井忠康×赤坂憲雄
言葉を武器にした芸術家──岡本太郎の生きた時代 針生一郎×赤坂憲雄
「それが太郎のやり方です」──名プロデューサー岡本敏子 平野暁臣×赤坂憲雄
[論考]
岡本太郎と縄文の発見 小林達雄
岡本太郎とマルセル・モース 塚原 史
はじまりの庭 岡村民夫
岡本太郎の思想とアクション 篠原敏昭
岡本太郎の二つの眼 内藤正敏
[エッセイ]
創造する伝統 石井 匠
『沖縄文化論』をよみなおす 高良 勉
戻りの言葉の地方・東北 森 繁哉
[グラビア]
岡本太郎の撮ったニッポン 内藤正敏(プリント・構成)
[連載]
■民俗学の眼 第2回
小さなクニ見──民俗の教育力 2 野本寛一
■済州島の民俗 第13回
牝牛と牡牛について 高 光敏 (李 恵燕・訳)
■日本民間信仰史研究序説 第10回
御窟考 谷川健一
■モノからみる韓国 第1回
ピム 李 恵燕
■ラオス 山からの伝言 第13回
山の村に図書館ができた 2 安井清子
[東北学の窓]
時評:「食べて保全」生物多様性の時代を生きる 田口洋美
書評:広い射程で自然と人間の関係を問う 山田仁史
書評:宮本常一のフィールドノートを歩く 今石みぎわ
[口絵]
■グレートジャーニー[人と文化の間 第13回]
■大河と人々の暮らし 第4回
メコン川 関野吉晴
執筆者一覧/編集後記