藤沢周平が描ききれなかった歴史 『義民が駆ける』を読む
人間・藤沢周平のエッセンスは歴史小説の中にこそある
- 定価
- 1,980円(本体 1,800円)
- 刊行
- 2009/07/01
- ISBN
- 9784760132485
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 216
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
「ありもしないことを書き綴っていると、たまには本当にあったことを書きたくなる」と語った藤沢周平が、こだわりを持って発表した歴史小説『義民が駆ける』。この傑作に宿る魅力の源泉を、近世史の大家である著者が追究する。
目次
序 藤沢周平の歴史小説壱 『義民が駆ける』の筋書きと若干の問題
弐 川越藩から庄内藩を見ると
参 三方国替えの真の狙いを考える
四 事後談 騒動の傷あと・忠邦の怨念
伍 庄内藩の地名・役職名を知ろう
六 主人公は義民の群れ