大江戸暗黒街 八百八町の犯罪と刑罰
江戸の防犯体制、捕物の実際、仕置き、そして牢屋敷の内側から刑場まで……歴史小説ファンには欠かせない一冊!
- 定価
- 2,420円(本体 2,200円)
- 刊行
- 2005/10/01
- ISBN
- 4760128085
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 224
- ジャンル
- 歴史・地理
内容・目次
内容
幕府・大名を悩ませ、庶民を脅かした種々の犯罪や事件。それらを中心に江戸の町を眺めてみると、〝八百八町〟の暗黒面が浮かび上がってくる。江戸の町をすみずみまで知るために。
目次
1 江戸の交番〝辻番〟〝自身番〟/2 調べ番屋の〝大番屋〟/3 江戸の庶民の防犯意識/4 捜査の手先〝目明し〟/5 捕物の法理と情理/6 地誌からみた大江戸捜査網/7 江戸のお仕置き百態/8 江戸の子供仕置き/9 江戸城大奥の絵島生島事件/10 幕府の赤穂浪人対策/11 仇討の理屈とその得失/12 江戸の弁護人〝公事宿〟の裏表/13 悪代官・名代官といわれる人々/14 小伝馬町牢屋敷の牢内役人/15 首斬り浅右衛門の試し斬り/16 江戸の刑場〝小塚原〟と〝鈴ヶ森〟/17 刑死人の腑分けによる犯罪の検証/18 武蔵小金井の博奕絶絵馬/19 任侠道の群像と関八州取締出役/20 清水次郎長と国定忠治の伝評/21 幕末にみる唐丸籠の江戸往来