殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語
紫式部が描かなかった、雅びな都の乱暴な貴族たち
- 定価
- 2,420円(本体 2,200円)
- 刊行
- 2005/09/01
- ISBN
- 4760127895
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 232
- ジャンル
- 歴史・地理
内容・目次
内容
宮中で取っ組み合い、従者を殺して生首を持ち去り、受領たちを袋叩きにし、平安京を破壊する。そして殴られる天皇まで!……公家の日記に記された素顔の平安貴族の不品行な一面。
目次
序 素行の悪い光源氏たち1 中関白藤原道隆の孫、宮中で蔵人と取っ組み合う
2 粟田関白藤原道兼の子息、従者を殴り殺す
3 御堂関白藤原道長の子息、しばしば強姦に手を貸す
4 右大将藤原道綱、賀茂祭の見物に出て石を投げられる
5 内大臣藤原伊周、花山法皇の従者を殺して生首を持ち去る
6 法興院摂政藤原兼家の嫡流、平安京を破壊する
7 花山法皇、門前の通過を許さず
8 花山法皇の皇女、路上に屍骸を晒す
9 小一条院敦明親王、受領たちを袋叩きにする
10 式部卿宮敦明親王、拉致した受領に暴行を加える
11 三条天皇、宮中にて女房に殴られる
12 内裏女房、上東門院藤原彰子の従者と殴り合う
13 後冷泉天皇の乳母、前夫の後妻の家宅を襲撃する
結 光源氏はどこへ?