集いのかたち 歴史における人間関係
人びとの〈集い〉から見えてくる新しい歴史像がここにある
- 定価
- 3,960円(本体 3,600円)
- 刊行
- 2004/05/01
- ISBN
- 4760125701
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 320
- ジャンル
- 歴史・地理
内容・目次
内容
ソシアビリテ」「アソシエイション」「公共圏」などの諸概念が錯綜しあう複雑で多様な「集い」のありかたを、歴史の現場から具体的事例に即して考察した意欲的な共同研究の成果。気鋭の各国史研究者14名が執筆。
目次
序章 「集う」ことの意味(森村敏己)第1部
第1章
戦間期ベルリン、『女ともだち』のネットワーク(石井香江)
第2章
クラダ漁民とゴルウェイ湾(斎藤真琴)
第3章
「陽気に朗らか、ハイラッサッサ!」(櫻井文子)
第4章
18世紀ヨークにおける印刷出版業者の人間関係(佐藤和哉)
第5章
牧師タカーチ・ヨージェフとツェグレード社会(渡邊昭子)
第2部
第6章
市民層の《協会》と下層民(山根徹也)
第7章
古き良きヨークのシティズンたち(土方史織)
第8章
死せる彼ら/生きるわれわれ(石居人也)
第9章
ペテルブルク「偽装結婚」物語(下里俊行)
第10章
「社会全体の利益のために」(伊東剛史)
終章
きずなに絆される(阿部安成)
【コメント1】
「集い」研究の可能性(光永雅明)
【コメント2】
「ソシアビリテ」から「集い」へ?(工藤光一)