日本近代国家の成立とジェンダー
明治・大正・昭和を読み解くジェンダーの視線
- 定価
- 4,620円(本体 4,200円)
- 刊行
- 2003/10/01
- ISBN
- 4760124225
- 判型
- A5
- ページ数
- 328
- ジャンル
- 歴史・地理
内容・目次
内容
近代国民国家の成立とありように、ジェンダーがどのようにかかわり、いかなる相互作用を及ぼしたのかを、学際的・国際的視野に立って多様にアプローチした、気鋭の研究者11人による共同研究の成果。
目次
【主要目次】◎第1部◎女性の表象と国民国家
第1章 日本の「良妻賢母」と韓国の「賢母良妻」にみる女子教育観(金眞淑)
第2章 明治前期におけるジェンダーの再構築と語り(長野ひろ子)
◎第2部◎男たちのアイデンティティ
第1章 荘田平五郎の言動と武士的素養(竹村英二)
第2章 「美しき」強姦の物語(氏家幹人)
第3章 商家奉公人のライフコース(桜井由幾)
◎第3部◎女性労働の領域
第1章 近代日本の女性労働と「小経営」(谷本雅之)
第2章 おしゅんが語る女性の生活(岩田みゆき)
第3章 看護職と国家(高橋彩)
◎第4部◎ジェンダーと近代の交叉
第1章 津田梅子が執筆した『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』紙記事(高橋裕子)
第2章 日本YWCAの国際主義・ナショナリズム・ジェンダー(石川照子)
第3章 プッチー2《蝶々夫人》における「日本」の政治的表象とジェンダー(森岡実穂)