柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

記憶の比較文化論 戦争・紛争と国民・ジェンダー・エスニシティ

比較文化論の新たな地平を切り拓く、領域横断的研究の成果

定価
3,520円(本体 3,200円)
刊行
2003/02/01
ISBN
4760123245
判型
A5
ページ数
356

内容・目次

内容

文学、歴史学、社会学など異分野の研究者が参集し、「記憶」を共通テーマに現代世界のさまざまな問題群に領域横断的に挑んだ論文集。比較文化学の入門テキストとしても最適の一冊。都留文科大学比較文化学科創設10周年記念出版。


目次

総論(笠原十九司)Ⅰ文学と記憶

【第1章】

平家物語の記憶(鳥居明雄)

【第2章】

野間宏の表現と記憶(金子博)

【第3章】

日本の文学作品に見る南京虐殺の記憶(笠原十九司)

Ⅱ国民の記憶

【第4章】

「国民の創世」という物語(大森一輝)

【第5章】

韓国における儒教・儒者の記憶と機能(辺英浩)

Ⅲ戦争の記憶

【第6章】

雲南填西地区における戦争の記憶(伊香俊哉)

【第7章】

戦争の記憶 ヒロシマ(福田誠治)

【第8章】

戦争の記憶と人類の遺産(野口英雄)

Ⅳジェンダー、エスニシティの記憶

【第9章】

ジェンダー化・人種化される貧困の記憶(大辻千恵子)

【第10章】

記憶の分断/分断の記憶を超えて(分田順子)