図説 子どもの本・翻訳の歩み事典
おばあさんもお母さんも、みんな『ハイジ』に涙した
- 定価
- 9,350円(本体 8,500円)
- 刊行
- 2002/04/01
- ISBN
- 4760121897
- 判型
- B5
- ページ数
- 400
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
明治期以来、日本の子どもたちに読み継がれてきた翻訳児童文学を、時代の流れに沿って通観した大事典。国際子ども図書館開館記念展での貴重な研究成果を土台に、時代解説、作品解説(数962点)、テーマ別コラム、紙上シンポジウム等を盛り込み、また、280点以上におよぶ書影等を掲載しました。さらに、カラー口絵には60点以上の美しい表紙、挿絵等を紹介。専門家のみならず一般読者も十二分に楽しめる内容です。データ集、関連施設紹介、年表、索引機能も充実しています
推薦します
天沢退二郎(明治学院大学教授)……………………「翻訳」なる行為の……重要な鍵
がひそんでいるのである。
脇 明子(ノートルダム清心女子大学教授)……日本の誇る伝統文化ではないかと
いう気がしている。
小森 陽一(東京大学教授)…………………………グリムだってアンデルセンだって
日本人の私の方がよく知っていた。
目次
〔主要目次〕Ⅰ 児童文学をめぐって
Ⅱ 翻訳児童文学の歩み
1 子どもの文学の誕生(1868-1909)
2 成長する子どもの文学(1910-1917)
3 花開く時代(1918-1926)
4 広がるこどもの本(1927-1937)
5 戦争をはさんで(1938-1949)
6 「近代」から「現代」へ(1950-1958)
7 「現代」の出発(1959-1969)
8 変化の波(1970-1979)
[紙上シンポジウム]子供の本の翻訳・そのありかたを考える
Ⅲ 翻訳児童文学データ集
世界の児童図書賞
翻訳児童文学はどの程度出版されてきたか
子どもたちはどのように翻訳作品を読んできたか
Ⅳ 翻訳児童文学関連施設紹介
Ⅴ 翻訳児童文学出版年表
Ⅵ 索引
1 作品解説索引
2 記事索引