真性活字中毒者読本 版面考證/活字書体史遊覧
活字はなぜこれほどに人をとらえるのか。 活字起源の書体を二百数十頁にのぼる垂涎の図版で遊覧
- 定価
- 4,950円(本体 4,500円)
- 刊行
- 2001/09/01
- ISBN
- 4760121463
- 判型
- A5
- ページ数
- 400
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
本の版面を見れば、たちどころに使われた活字の系統と彫師を言い当て、その書体の味を飽きることなく語る真性の活字中毒者の饗宴。活字起源の水準にこだわる狂気をはらんだ蘊蓄、デジタル組版にそれを汲み揚げようとする継承者の志、考証なき俗説には牙をむく。日本一の活字見本帳のコレクション、収集した貴重活版本の版面を惜しみなく提供し、それを嘗めるようにして活字書体史を逍遥。
目次
第1章 日本語組版の歴史(府川充男)第2章 古書温故知新(対談=小宮山博史・府川充男)
第3章 タイプフェイスとディジタルフォント(座談会=小宮山博史・府川充男・小池和夫)
第4章 明朝体の歴史とデザインを考える(小宮山博史)
第5章 神字と新字(府川充男)
第6章 千字文逍遥(小池和夫)
第7章 印刷史研究と電子組版の往復運動(府川充男)