ドイツの運命
忘却された文学表現からナチ文化の魅力の淵源に迫る新シリーズ
- 定価
- 4,180円(本体 3,800円)
- 刊行
- 2001/09/01
- ISBN
- 4760120653
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 450
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
ドイツ国民の心情をとらえたナチズムの魅力とは何か? この問いには、現在の価値判断をもってナチズムを断罪するだけの作業では真に向き合うことはできない。本シリーズは、現場に生きた人びとの心性を、ナチズムの琴線であった文学表現により再構成するはじめての試みである。日本未紹介の作品群のなかから、テーマ別・表現形態別にポイントとなるものを選択、各巻の巻末には解説を収録する。年2回刊・全13巻の新シリーズ。
ナチス・ドイツの精神的支柱として重要な機能を果たした〈ドイツの運命〉という観念を、ヨーゼフ・ゲッベルス『ミヒャエル――日記が語るあるドイツ的運命』、ハンス・ハインツ・エーヴェルス『ホルスト・ヴェッセル――あるドイツ的運命』の2作品で紹介する。