柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

明治文学の世界 鏡像としての新世紀

明治文学ブームの新たなる火付け役

定価
4,180円(本体 3,800円)
刊行
2001/05/01
ISBN
4760120572
判型
B5
ページ数
272

内容・目次

内容

明治文学を俯瞰する初のビジュアルムック。逍遙・四迷・一葉・透谷から漱石・鴎外、藤村・白秋・子規・晶子・啄木ら詩人、歌人までを網羅した作家と作品のガイドブック。明治・大正・昭和・平成の四代百三十余年間に雑誌、新聞、紀要、月報等に発表された作家・批評家・研究者諸氏の単行本・全集未収録作品を含む珠玉のエッセイを軸に編纂した貴重な一冊。


目次

黎明と彷徨―イメージの明治 「明治近代文学の系譜―鴎外・漱石を中心として」奥野健男

 「フェミニティの世紀末」本田和子

 「大衆文化の時代開幕」多田道太郎

失われた時を求めて―夢見られたものは何か

 仮名垣魯文―越智治雄「魯文」

 成島柳北―前田愛「成島柳北―『伊都満底草』の交歓」

 三遊亭円朝・河竹黙阿弥―越智治雄「円朝・黙阿弥」

 二葉亭四迷―後藤明生「二葉亭四迷の栄光と悲惨」

 坪内逍遥―江藤淳「相対化する場所―坪内逍遥」

 尾崎紅葉―佐伯順子「『金色夜叉』―愛よりも玉の輿」^