開発とグローバリゼーション
冷戦終結後の世界はどう変わったか
- 定価
- 5,280円(本体 4,800円)
- 刊行
- 2000/04/01
- ISBN
- 4760118934
- 判型
- A5
- ページ数
- 400
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
経済のグローバル化は、世界に複雑な問題を投げかけている。先進国と発展途上国の貧富はさらに拡大し、国内での格差も増大した。本書は、新たな事態に直面する発展途上国の諸問題を総合的にとりあげた。
目次
目次はじめに……土生長穂
第Ⅰ部 開発とグローバリゼーション
1 開発と国際金融―IMF・世界銀行の「構造改革機能」と発展途上諸国……奥本栄一
2 開発と貿易―WTOと発展途上諸国……中野洋
3 環境と開発……太田和宏
4 開発とジェンダー開発主義を乗り越えて……平井文子
5 開発と人権……岡野内正
6 「開発」から「再分配」へ……徳永俊明
7 開発と地方自治―ブラジルにみる途上国の地方分権化……山崎圭一
8 開発と国家……河合恒仕
第Ⅱ部 21世紀世界の開発
1 IMF管理下の韓国経済改革……鄭章淵
2 韓国の都市形成と住民自治―民主化過程における地域主義と住民自治の相克……文京洙
3 台湾の開発と福祉……高橋隆
4 ベトナムのコミューン開発と環境―植林・植樹活動と国際NGOの開発協力……鈴木千鶴子
5 ASEANの開発―「成功」の投げかける問い……太田和宏
6 中東の開発……平井文子
7 アフリカの開発……奥本栄一
8 ケニアの開発とハランベー自助……江原憲一
9 キューバの開発―人民中心の発展モデル……河合恒生
10 ラテンアメリカの開発……徳永良明
あとがき……河合恒生