幻想の誕生 イメージと詩の創造の理論
- 定価
- 4,058円(本体 3,689円)
- 刊行
- 1995/09/01
- ISBN
- 4760111778
- 判型
- ページ数
- 272
- ジャンル
- 芸術・芸能・実用
内容・目次
内容
プラトンからシェイクスピアをへて,コウルリッジ,ウィリアム・ブレイクまで…ヒエロニムス・ボッス,ルドン,ピカソなど視覚表出と文学の間隙をたどりつつ,今日にいたるヨーロッパ思潮の基層を掘削する。図版多数。
目次
序章第1章 創造的な視線
第2章 プラトンのミメーシス説の変遷
プラトンのミメーシス説
アリストテレスによるのミメーシス説の変奏
ロマン主義的なミメーシス説の変奏、つまり想像力説
第3章 幻想文学研究の現況と問題の所在
ツヴェタン・トドロフ
ジャクソンの『幻想―転履の文学』(1981年)
ヒュームの『ファンタジーとのミメーシス』(1984年)
第4章 14世紀の頭韻詩『真珠』と「幻想力」
S・T・コウルリッジの想像力論
アリエティの「想像力」の研究
第5章 ダンテの『神曲』と知の体系
第6章 バラッドと『ハムレット』
第7章 「クリスタベル」