古文書入門 判読から解読へ
- 定価
- 2,136円(本体 1,942円)
- 刊行
- 1994/09/01
- ISBN
- 4760111182
- 判型
- ページ数
- 168
- ジャンル
- 古文書・くずし字
内容・目次
内容
大好評ロングセラー『古文書への招待』の著者の第3弾。より具体的に古文書の読み方を指導。一枚物の古文書だけではなく,長文記録から日記まで,取り上げる史料が幅広くなったのが特長。入門者から中級者まで独学のテキストに最適。
目次
はじめに第一章 古文書の常識
古文書とは何か
いろいろある様式と分類
竪紙.折紙・切紙―古文書の形状
本紙・礼紙・懸紙
封のしかたもいろいろ
一通の文書を構成するものは?
第二章 判読から読み本へ
「判読」と「解読」はどう違う?
地道な努力が最善の方法
一字ずつ書き写すことから
やさしいもので自信をつけよう
「往来物」を読む
仮名に慣れる
きれいな文字の写本で自信をつける
読み本の作り方
第三章 書簡・手紙を読む
祐筆が書いた書状―徳川宗直書状
本人が書いた書状―後藤松陰書状
近代の書状―前島密の手紙
短文の手紙―了真の添状
散らし書きの書状―禎寿院書状
第四章 証文類を読む
中世の置文を読む―後鳥羽上皇御手印置文
仮名だけで書かれた譲状―尼にょしん譲状
売券・証文に慣れる
江戸時代の請状―約定一札
起請文を読む
第五章 記録類で反復練習を
同じくずし方や用例に慣れる―熊野三山貸付金
長文の記録は反復練習に最適―馬借荷物の出入り
いろいろな筆跡に慣れる―寺僧直末差鏈れ一件
参考図書の活用―あとがきにかえて