「愛」って何? わかりあえない男女の謎を解く
本国ドイツで30万部を売り上げた〈ポップな哲学者〉のベストセラー、待望の邦訳!
- 定価
- 3,080円(本体 2,800円)
- 刊行
- 2011/11/01
- ISBN
- 9784760140718
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 384
- ジャンル
- 哲学・宗教・心理
内容・目次
内容
愛とは、いったい何なのか? 一体どこに起源があるのか? 誰もが共有する素朴な疑問を軸に、諸学問の世界を逍遥する。きわめてシンプルな構成で、論の展開と合致していて無駄がなく、専門知識のない読者でも面白い。愛について知的な手応えを得られる、今まであったようで実はなかった一冊。
目次
序論 男たちは金星を目指し、女たちは火星に向かう――なぜ愛に関する本を書くのはこんなに難しいのか
第Ⅰ部 女と男
第1章 暗い遺産――愛は生物学とどんな関係があるか
第2章 経済的なセックスとは?――なぜ遺伝子は利己的でないか
第3章 裕福なモズ、断固たるヒキガエル――女と男はそれぞれ何を求めるといわれているか
第4章 私にはあなたの見えないものが見える――本当に男女は違った考え方をするのか
第5章 性と性格――私たちの第二の自然
第Ⅱ部 愛
第6章 ダーウィンのためらい――愛とセックスを分かつもの
第7章 錯綜した考え――愛はなぜ情動ではないのか
第8章 脳と私――私は好きなときに愛せるか
第9章 運命に関わる仕事――愛とは技術か?
第10章 きわめて普通の非現実性――愛と期待の関係
第Ⅲ部 現代の愛
第11章 恋に恋して?――なぜ私たちはますます愛を追い求め、しかもますます得がたくなっているのか
第12章 愛を買う――消費の対象としての愛
第13章 愛あふれる家庭――何が残り、何が変わったか
第14章 現実感覚と可能性の感覚――なぜ私たちには愛がこれほど重要なのか