東アジアの日本人建築家 世紀末から日中戦争
戦後忘れられた日本人建築家の遺した仕事から、近代日本建築史の一断面を照射する
- 定価
- 2,640円(本体 2,400円)
- 刊行
- 2011/11/01
- ISBN
- 9784760139989
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 232
- ジャンル
- 自然科学・建築
内容・目次
内容
19世紀から20世紀前半にかけて、満州、台湾、朝鮮には 日本人の設計による建築群が多数存在した。しかし、当時活躍した建築家たちは戦後忘れられ「無名の存在」となった。植民地を渡り歩いた日本人建築家12名の活動を掘り起こし、建築物=モノから見た当時の東アジア社会の総体を描く。
目次
序 章 世紀末の東アジアと建築家第一章 総督府庁舎と建築家
第二章 世界建築を産み出した建築家
第三章 植民地銀行に腕をふるった建築家
第四章 在外公館と建築家
第五章 王道楽土のかたちを創った建築家
第六章 ゼネコンと建築家
終 章 海を渡った日本人建築家の普遍性と先進性