36歳、名門料理学校に飛び込む! リストラされた彼女の決断
人生の転機に《料理》を選んだ、ひとりの女性フードライターの記録
- 定価
- 2,530円(本体 2,300円)
- 刊行
- 2012/09/01
- ISBN
- 9784760141517
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 464
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
《あらすじ》
パリにあって、世界中で最も有名な料理学校、ル・コルドン・ブルー。創立は1896年という、伝統ある学校だ。ここでは一流のシェフから直接手ほど
きを受けることができる。ただし、厳しく !
著者はソフトウェアメーカーに勤める36歳、独身。休暇から戻ってきたとき、リストラで自分の席が消えていた……すぐに次の仕事を見つけるか、結婚を、という家族の忠告も無視し、貯金をすべておろして、長年の夢だったパリへと旅立ったのだった――コルドン・ブルーで卒業証書を得るために。
最初は言葉もままならない異国の地で、奮闘する著者。そして、コルドン・ブルーでは聞きしに勝る厳しい授業が待っていた。伝統的なフランス料理を学ぶ教室ということもあり、先生は一流なのだが、とにかく要求されることが多い! そして、世界各国から集まってきた生徒たち。皆、夢を追いかけるために真剣なのだが、とにかく個性的。不器用な著者は落ちこぼれそうになるが、それにもめげず料理の特訓を重ねていく。そんな中、アメリカでは疎遠になっていた彼氏もフランスにやってきて……。
教室を一歩外に出ると、そこは美と食の都、パリ。一心不乱に野菜を刻めば、やりたいことも見えてくる。移り変わる季節ごとに街の風景を描きながら、夢を追うひとりの女性の姿を描き出したノンフィクション。
目次
はじめにプロローグ 甘すぎて、苦い涙
第一部 基礎コース
第二部 中級コース
第三部 上級コース
エピローグ パリで感謝祭を祝う
訳者あとがき