驚きの江戸時代 目付は直角に曲がった
古文書からは見えなかった「江戸」がある
- 定価
- 2,200円(本体 2,000円)
- 刊行
- 2014/03/01
- ISBN
- 9784760143511
- 判型
- その他・規格外
- ページ数
- 358
- ジャンル
- 歴史・地理
内容・目次
内容
『昔夢会筆記』渋沢栄一、『福翁自伝』福澤諭吉、『伊藤博文直話』伊藤博文、『夢酔独言』勝小吉、『幕末百話』篠田鉱造著、『徳川慶喜家の子ども部屋』榊原喜佐子 等々…
聞き書きなどから分かった奇妙奇天烈すぎる幕末・江戸!!
■和宮の御雛飾りは御座敷に転がっていた!? (『御殿女中』三田村鳶魚)
■小姓でも家老を呼び捨てにできた!? (『鳴雪自叙伝』内藤鳴雪)
■藩邸の長屋二階窓から竿を使って武士が買物!? (『絵本江戸風俗往来』菊池貴一郎)
■福澤諭吉もうんざりしていた丁寧すぎる日本の挨拶!? (『福翁自伝』福澤諭吉)
■「イカ」と「タコ」のいがみ合い!? (『風俗江戸東京物語』岡本綺堂)
江戸生まれ・明治育ちの人たちが後世に向けて説明した江戸時代の姿を、
回顧録から読み解いてゆく。
目次
はじめに第1部 時代とひと
1 変革期の意識
2 尊王攘夷の転変
3 維新期の身分意識
4 黒船と江戸の社会
5 生命・財産の危機
第2部 支配とひと
1 儀礼と《身体》
2 儀礼の中の非儀礼
3 「表」と「奥」
4 将軍の《身体》
5 回顧録と古文書の間
第3部 社会とひと
1 大名家の生活と規則
2 武士の生活と体面
3 お辞儀
4 食事
5 旅
6 子どもの使い
7 一人前の働き手
第4部 江戸とひと
1 火災
2 江戸東京人の生活圏
3 江戸地域論
おわりに