だれもが偽善者になる本当の理由
なぜ、その“都合のよさ”に自分で気が付かないのか?
- 定価
- 2,750円(本体 2,500円)
- 刊行
- 2014/09/01
- ISBN
- 9784760145102
- 判型
- その他・規格外
- ページ数
- 382
- ジャンル
- 自然科学・建築
内容・目次
内容
一貫した「一貫性の欠如」?
★ドラッグ服用、臓器売買、近親相姦……道徳や倫理観を根拠にえんえんと議論がなされるのは、なぜ?
★たばこは身体に悪いのがわかっているのに吸ってしまうのは、なぜ?
★ダイエット中なのに間食してしまうのは、なぜ?
脳の中のさまざまな部位(モジュール)は、意識のあずかり知らぬところで、
互いに矛盾する情報を処理しながら機能している―――
そのシステムにこそ“矛盾に満ちた人間の行動”を解く鍵がある!
「私たちの心は、自分の矛盾に気づかないように設計されている」
いろいろな矛盾をかかえるひとつのシステムとして
心の全体をとらえる「モジュール理論」から、これらの行動を徹底解明!
目次
第1章 一貫した一貫性の欠如第2章 進化と断片化した脳
第3章 「私」って誰?
第4章 モジュール化された私
第5章 真実の痛み
第6章 心理的なプロパガンダ
第7章 自己欺瞞
第8章 自己コントロール
第9章 道徳と矛盾
第10章 鳥の道徳