渋谷上空のロープウェイ 幻の「ひばり号」と「屋上遊園地」の知られざる歴史
戦後まもなく、わずか2年ほどのあいだ渋谷の空に浮かんだロープウェイ「ひばり号」。その数奇な運命に迫る異色ノンフィクション!
- 定価
- 2,420円(本体 2,200円)
- 刊行
- 2020/03/24
- ISBN
- 9784760152322
- 判型
- A5
- ページ数
- 212
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
戦後まもなく、子どもたちの夢と希望を乗せて、渋谷駅の上に架けられたロープウェイ「ひばり号」とその生みの親・遠藤嘉一が関わったデパートの屋上遊園地の栄枯盛衰を描く一冊。残された記録は少ないものの人々の記憶の中に生き続ける、失われた「楽園」の数奇な運命とは一体? 貴重な写真と関係者の証言をふんだんに収録、戦前から戦後にかけてさまざまな思惑が絡まり合ってなされた渋谷開発を軸とした「もうひとつの日本近現代史」を探る追憶のドキュメント。
【著者紹介】
夫馬信一(ふま・しんいち)
1959年、東京生まれ。83年、中央大学卒業。 航空貨物の輸出業、物流関連の業界紙記者、コピーライターなどを経て、 現在は書籍の編集・著述業。 主な著書に『幻の東京五輪・万博1940』『航空から見た戦後昭和史――ビートルズからマッカーサーまで』『1964東京五輪聖火空輸作戦』などがある。
目次
口絵 渋谷の空を「ひばり号」が行く!プロローグ 渋谷駅街区東棟・起工式
第1章「ひばり号」とは何か
第2章「ひばり号」のルーツ
第3章 昔むかし、渋谷駅で
第4章「ひばり号」への道
第5章「ひばり号」の終焉
第6章 屋上遊園地の興亡
エピローグ 渋谷スクランブルスクエア東棟オープン