知識の灯台 古代アレクサンドリア図書館の物語
2300年の時を遡る壮大な歴史絵巻
- 定価
- 3,080円(本体 2,800円)
- 刊行
- 2003/03/01
- ISBN
- 4760123431
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 256
- ジャンル
- 総記・図書館
内容・目次
内容
膨大な資料に基き、古代アレクサンドリアの文化と歴史を数学者、天文学者、医学者、詩人等に光をあてた人物列伝形式で生き生きと描き出す。エジプト人の著者のルーツ探しともいえる新図書館開館記念プロジェクトの労作。
デレク・フラワー(Derek Flower)
著作家・テレビ局キャスター。
エジプトで幼少期を過ごす。「新アレクサンドリア図書館」の建設計画を機に35年ぶりにアレクサンドリアを再訪。本書は、彼自らのルーツを古代の知識人を描くことによって探っていきたい、という執筆動機によって、より奥深い味わいを醸し出している。
目次
【主な内容】アレクサンドロス大王/プトレマイオス王家/デメトリオス/幾何学者エウクレイデス(ユークリッド)/医学者カルケードンのヘロフィロス/歴史家マネトン/詩人テオクリトスとゼノドトス/詩人カリマコス/天文学者アリスタルコスとアポロニオス/万能の科学者エラトステネスと不世出の大天才アルキメデス/ファロス大灯台/『セプトゥアギンタ』(七十人訳聖書)/幾何学者ヘロン、天文学者ヒッパルコス、医学者ヘラクレイデスと最後の文法学者たち/占星術/王朝最後の女王クレオパトラと大火災/新時代の到来――アレクサンドリア学派の思想家たち/天文学者プトレマイオスと医学者ガレノス/アレクサンドリアと宗教/キリスト教的グノーシス主義者と新プラトン主義の創始者/初期キリスト教教父アレクサンドリアのクレメンス/「鋼の男」オリゲネス/迫害の百年/そして聖者たちは……/アレクサンドリア学派最後の三人の数学者/アリオスの論駁/セラペイオンの略奪/アレクサンドリア学派の最後を飾る悲運の思想家ヒュパティア