カフェー考現学 大正・昭和の風俗批評と社会探訪―村嶋歸之著作選集〈第1巻〉
- 定価
- 6,380円(本体 5,800円)
- 刊行
- 2004/10/01
- ISBN
- 4760126120
- 判型
- A5変
- ページ数
- 450
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
大阪道頓堀や東京銀座などの新風俗・カフェーで働く女給たちの生い立ちや生活、夢や苦しみまでを徹底的に取材・調査して世人に問うた新聞記者・村嶋歸之。『社会悪』と『人間苦』の報告に生涯を捧げた天性のジャーナリストが遺した〈生きた記録〉が、ここによみがえる!
民衆娯楽の代表「カフェー」を通して、大都会に巣喰う「金」と「欲」の世相を考察。
目次
本書の主な構成◆カフエー考現学
◎夜の歓楽地帯/◎享楽を売るもの/◎映画館の犯罪/◎カフエー街銀座/◎大阪カフエーの銀座進出/◎谷椅潤一郎氏と「カフエー」を語る/◎森戸辰男氏のカフエー観/◎大阪のゲイコハンほか
◆歓楽の王宮力フヱー
◎女給を喰べに/◎何が彼女を女給にしたか/◎女給とカフエーの経済的関係/◎女給と誘惑/◎あるが儘の女給生活/◎女給は何を夢見る/◎カフエーの陰影と弾圧/◎カフエーよ何処へ行くほか
◆大阪カフエー弾圧史