柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

季刊 東北学 [第2期・第8号(2006夏)] 特集〈現代アジアを歩く〉

定価
2,096円(本体 1,905円)
刊行
2006/08/01
ISBN
4760129782
判型
A5
ページ数
200

内容・目次

内容

現代を起点として、アジアという大地に生きる人々に魅了された経験・体験から、新たなアジアの発見を読み解く


目次

対話:文化としての観光     ――先住民の風土と東西交流史のアジアを訪ねて

                 沖浦和光・赤坂憲雄


特集:現代アジアを歩く

  〈紀行エッセイ〉

 全アジア走破行              賀曽利 隆

 アジアをてくてく歩く           永瀬忠志

 日本の足あとをたどるまで         西牟田 靖

 インド・思想としてのガンジス河      松本榮一

 インド妄想の旅――「聖域」を歩く     川村 湊

「異教徒」の谷の未来

   ――パキスタン北部に暮らす少数民族カラーシャの文化変容

                      丸山 純

 変貌するジャングルの村の三十年――現代スリランカを歩く 

                      岡村 隆

 大学通りと政治危機――現代ミャンマーを歩く

                      中西嘉宏

 東インドネシアの多島海を歩いて      森本 孝

 ラオスでの図書館活動           安井清子

 私と書記長のベトナム           鈴木伸二

 カンラオンの医療調査から――フィリピンの人々の困難

                      勅使川原香世子

 モンゴルは、ほんとうに近いですか?    江本嘉伸

 現代中国の少数民族の世界を歩く      金丸良子

 

   〈エッセイ〉

 日本語文学のオルタナティブ        磯貝治良

 蔵王よ                  正津 勉


連載:

 日本民間信仰史研究序説⑤

  「逆髪」考               谷川健一

 風土の旅人たち⑧

  岡本太郎/韓国、臍の緒としての(下)   赤坂憲雄

 済州島の民俗⑧

  オルムについて――生業民俗論①     高 光敏

                      (李 恵燕・訳)

 鉄よ!⑫

  鉄よ! 領民皆兵論③――日本近代製鉄の父・大島高任

                      橋本克彦

 ラオス 山からの伝言⑧ 

  藍と麻の村                安井清子

 

東北学の窓:

 『ダ・ヴィンチ・コード』をめぐる日本の無風状態について(時評)

                      中村生雄

 伝統的パラダイムを越えたアイヌ文化の提示(書評)

                      佐藤宏之

 生身の人間が息づく古代社会像(書評)   白水 智

 微視的に描くコモンズの生存戦略(書評)  宇仁義和


口絵:グレートジャーニー[人と文化の間⑧]

   馬                  関根吉晴


    執筆者一覧

    編集後記

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