「殺してやる」 止められない本能
進化の観点から、私たちが殺意を抱く意味を明らかにする
- 定価
- 1,760円(本体 1,600円)
- 刊行
- 2007/02/01
- ISBN
- 9784760130351
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 320
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
「殺してやる」──FBI殺人データベース、ミシガン州殺人事件ファイル、殺意に関する大規模調査などから炙り出された“殺人本能”。私たちはこの本能から逃れることはできるのか?
「人間は殺人を実行することで進化してきた」──著者のデヴィッド・M・バス氏は、「進化心理学」の観点から大胆な仮説を提示する。人間の進化の歴史の中で、殺人は生き残り戦略として有効だったのだと。そして、殺人を犯し、生存競争を勝ち抜いてきた人間の子孫である現代人にも、きっかけがあれば人殺しをする心理メカニズムが備わっているのだという。
進化の観点から殺意を抱く意味を明らかにするノンフィクション。
目次
第一章 殺人の長い歴史第二章 人間が手に入れた殺人戦略
第三章 三角関係の悲惨な帰結
第四章 愛と殺意の微妙な関係
第五章 夫や彼氏を殺す女たち
第六章 略奪愛の代償
第七章 殺し合う家族
第八章 誇り高き殺人者
第九章 どこにでもある殺意