ラジオ・キラー
話題の『治療島』に続くフィツェック第2作、早くも登場
- 定価
- 1,870円(本体 1,700円)
- 刊行
- 2007/12/01
- ISBN
- 9784760132652
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 496
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
その日が、彼女の人生最期の日となるはずだった。高名な犯罪心理学者でベルリン警察の交渉人イーラの心には、長女の自殺が耐え難くのしかかっていたのだ。しかし、ベルリンのラジオ局で起こった、人質立てこもり事件現場へと連れ出されてしまう。サイコな知能犯が、ラジオを使った人質殺人ゲームを始めようとしていたからだ。おまけに犯人の要求は、事故死した婚約者を連れてくるという不可解なものだった。リスナーが固唾を呑む中、犯人との交渉を始めたイーラは、知られたくない過去を、公共電波で明らかにせざるをえなくなる。そして事件は、思いも寄らぬ展開へと、なだれ込んでいくのだった……。