柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

日本近代都市計画史研究

定価
5,126円(本体 4,660円)
刊行
1992/01/01
ISBN
4760108173
判型
ページ数
340
ジャンル
自然科学・建築

内容・目次

内容

明治初年から現在まで,日本近代の都市計画を軸とした都市史の全体像に迫る初の論集。歴史的な事例に学ぶなかで都市計画の技術・思想・制度を深める。今日の都市問題を解く有力な鍵がここにある。


目次

Ⅰ 総論 第1章 日本近代都市計画史の全体像と時期区分

 第2章 日本近代都市計画と海外都市計画との接点

Ⅱ 明治期

 第3章 市区改正の思想と「東京中央市区劃定之問題」

 第4章 日本最初のスラムクリアランス―神田橋本町改良事業

  4-1 橋本町焼失と一括買上げ

  4-2 橋本町・柳町の一括開発願と共有地貸付方針

  4-3 共有貸付による再建と貧窮民のゆくえ

 第5章 日本の伝統的建築線―明治所ん炎の庇地制限

 第6章 森林太郎と東京市建築条例中衛生事項草案

Ⅲ 旧法から敗戦まで

 第7章 京都における受益者負担金反対運動

 第8章 グリーンベルト計画と市街化抑制制度の発展

 第9章 東京大都市圏の計画と計画組織

Ⅳ 戦後から新都市計画法まで

 第10章 戦災復興都市計画研究の視点

 第11章 戦後の東京大都市圏計画の変遷

 第12章 1968年都市計画法の歴史的背景と評価

  人名索引

  事項・法令索引