アメリカ合衆国 対日政策文書集成 第Ⅳ期 (全10巻) 日米防衛外交問題 1957年
- 定価
- 242,000円(本体 220,000円)
- 刊行
- 1998/04/01
- ISBN
- 4760116354
- 判型
- ページ数
- 3,540
- ジャンル
- 資料集・史料集・地図
内容・目次
内容
本シリーズは、日本の中立化への動きも見られた1950年代半ばの鳩山政権の誕生から岸政権下の激動の安保改定を経て、所得倍増計画を打ち出した60年の池田内閣成立にいたる戦後政治の一大転換期となった時期を対象とし、米国国立公文書館に所蔵されている膨大な対日関係文書を編集したものである。日本外交の分水嶺にあたる50年代後半の日米関係の全貌が明らかになり、戦後政治・外交・経済・社会・文化など各分野の日米関係研究者必須の資料集といえよう。適切な解題と文書発行日付、文書番号、文書種類、発信元人名・機関名、発信先人名・機関名、会議参加者、内容を記した総目次のほかに、文書発行日付、文書番号、人名、機関名で検索可能なインデックス、また近年公開されたばかりの資料が一覧できるリストを添付。原文書にあたるよりもはるかに体系的能率的に研究することができる。
ジラード事件によって日米関係に暗雲がたちこめ、米国政府は対日関係改善の必要性を痛感する。米国の考え方への理解を求めようと総理となった岸信介をワシントンに招請、6月に首脳会談がおこなわれた。1997年に公開された同会談の全記録を収録し、その全貌を初めて明らかにした。安保改定をはじめとする安全保障問題のほか、沖縄・小笠原返還問題、東南アジア開発構想、対中貿易、繊維問題などをはじめとする日米経済関係、ソ連のICBM・スプートニク打ち上げをめぐる反応などについての興味深い文書を多数収録。