横溝正史少年小説コレクション6 姿なき怪人
宝石泥棒・殺人鬼・百面相の怪賊――その犯行を阻止すべく探偵小僧・御子柴進と敏腕記者・三津木俊助がタッグを組む!シリーズ第6弾
- 定価
- 3,080円(本体 2,800円)
- 刊行
- 2021/11/24
- ISBN
- 9784760153893
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 496
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
- シリーズ
- 横溝正史少年小説コレクション(全7巻)
内容・目次
内容
人にその素顔を知られることなく、神出鬼没・大胆不敵な宝石強奪を成功させる『まぼろしの怪人』、自らの欲望のためには殺人をも辞さず、ついには幼き姉妹へと魔手を伸ばす『姿なき怪人』、「顔のない男」とまで称される変装術を駆使して犯行を重ねる紳士盗賊『怪盗X・Y・Z』――人々を恐怖に陥れる犯罪者たちに御子柴進少年と三津木俊助、そして警視庁の等々力警部が立ち向かう! 中学生向け学年誌に連載された三作品を、初出誌のテキストに準拠して完全復刻。
なかでも『怪盗X・Y・Z』は、最終話「おりの中の男」を含む全4話収録の形での刊行はこれが初めてとなる。
あらゆるミステリ好きに贈るシリーズ第6弾!
【目次】
まぼろしの怪人
姿なき怪人
怪盗X・Y・Z
巻末資料
角川スニーカー文庫版解説 津守時生
スペシャルインタビュー JET
【著者紹介】
横溝正史(よこみぞ・せいし)
1902年生まれ、81年没。大正期より執筆活動を始め、雑誌「新青年」編集長として江戸川乱歩に名作『陰獣』を発表させるなど編集者としても活躍。戦後『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』を発表、前者で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞、以後『八つ墓村』『犬神家の一族』など、金田一耕助を主人公とする傑作群で探偵小説界の第一人者としての地位を不動のものに。70年代の角川文庫によるリバイバルと金田一シリーズの映画化によって大ブームとなり、最晩年には傑作『悪霊島』を発表、生涯現役を貫いた。作品は以後も読み継がれ、新たな映像作品化も数多い。
【編者紹介】
日下三蔵(くさか・さんぞう)
SF・ミステリ評論家、アンソロジストとして精力的に活動。小松左京作品、連城三紀彦作品などのアンソロジーの他、『海野十三コレクション』(創元推理文庫)、今日泊亜蘭『最終戦争/空族館』(ちくま文庫)、『筒井康隆コレクション』(出版芸術社)、『皆川博子コレクション』(出版芸術社)『ミステリ珍本全集』(戎光祥出版)『横田順彌明治小説コレクション』『皆川博子長篇推理コレクション』(柏書房)など一連の「隠れた名作」の発掘で高い評価を得ている。
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目次
まぼろしの怪人姿なき怪人
怪盗X・Y・Z
巻末資料
角川スニーカー文庫版解説 津守時生
スペシャルインタビュー JET