横溝正史少年小説コレクション5 白蝋仮面
変幻自在の顔を持つ「白蝋仮面」、空飛ぶ犯罪者集団「空魔団」…襲い来る邪悪な計画に少年探偵・御子柴進が挑む! シリーズ第5弾。
- 定価
- 3,080円(本体 2,800円)
- 刊行
- 2021/10/22
- ISBN
- 9784760153886
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 460
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
- シリーズ
- 横溝正史少年小説コレクション(全7巻)
内容・目次
内容
その素顔は誰にもわからぬ変幻自在の怪盗『白蝋仮面』、人間を次々と蝋人形に仕立て上げる『?面博士』、空飛ぶ犯罪集団を率いる『風船魔人』、金ぴかの奇怪な姿で少女たちをつけ狙う『黄金魔人』――追いつ追われつ、騙し騙され、息つく間もなく繰り広げられる探偵劇! 少年探偵・御子柴進と敏腕記者・三津木俊助の戦いの行方や如何に?
横溝正史リバイバル時に金田一耕助ものに改変されていた『?面博士』は、実に50年ぶりの三津木俊助登場のオリジナルバージョンで復刊!
他に長篇とはまた一味違うひねりのきいた短篇5作も収録、充実のシリーズ第5弾。
【目次】
白蝋仮面
蝋面博士
風船魔人
黄金魔人
動かぬ時計
バラの呪い
真夜中の口笛
バラの怪盗
廃屋の少女
巻末資料
インタビュー「〝夫〟としての横溝正史」 横溝孝子
角川スニーカー文庫版解説 中村うさぎ
【著者紹介】
横溝正史(よこみぞ・せいし)
1902年生まれ、81年没。大正期より執筆活動を始め、雑誌「新青年」編集長として江戸川乱歩に名作『陰獣』を発表させるなど編集者としても活躍。戦後『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』を発表、前者で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞、以後『八つ墓村』『犬神家の一族』など、金田一耕助を主人公とする傑作群で探偵小説界の第一人者としての地位を不動のものに。70年代の角川文庫によるリバイバルと金田一シリーズの映画化によって大ブームとなり、最晩年には傑作『悪霊島』を発表、生涯現役を貫いた。作品は以後も読み継がれ、新たな映像作品化も数多い。
【編者紹介】
日下三蔵(くさか・さんぞう)
SF・ミステリ評論家、アンソロジストとして精力的に活動。小松左京作品、連城三紀彦作品などのアンソロジーの他、『海野十三コレクション』(創元推理文庫)、今日泊亜蘭『最終戦争/空族館』(ちくま文庫)、『筒井康隆コレクション』(出版芸術社)、『皆川博子コレクション』(出版芸術社)『ミステリ珍本全集』(戎光祥出版)『横田順彌明治小説コレクション』『皆川博子長篇推理コレクション』(柏書房)など一連の「隠れた名作」の発掘で高い評価を得ている。
カラーチラシ(ダウンロードフリー。データの取扱いはサイトポリシーに準拠します)
目次
白蝋仮面蝋面博士
風船魔人
黄金魔人
動かぬ時計
バラの呪い
真夜中の口笛
バラの怪盗
廃屋の少女
巻末資料
インタビュー「〝夫〟としての横溝正史」 横溝孝子
角川スニーカー文庫版解説 中村うさぎ