横溝正史少年小説コレクション3 夜光怪人
表題作の他『幽霊鉄仮面』『深夜の魔術師』など由利麟太郎&三津木俊助の活躍を描くシリーズ第3弾。未完作、未発表原稿2篇も収録!
- 定価
- 3,080円(本体 2,800円)
- 刊行
- 2021/08/24
- ISBN
- 9784760153862
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 512
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
- シリーズ
- 横溝正史少年小説コレクション(全7巻)
内容・目次
内容
横溝正史の少年探偵物語を全7冊で贈るシリーズ第3弾、今回のメインキャラクターを務めるのは名探偵・由利麟太郎と敏腕記者・三津木俊助の黄金コンビ!
全身から蛍火のような光を放つ謎の怪盗「夜光怪人」、童話に見立てた奇怪な新聞広告通り犯罪を重ねていく「幽霊鉄仮面」、そして金蝙蝠とともに現れる黒装束の怪人「深夜の魔術師」、いずれ劣らぬ冷酷無比・極悪非道な犯罪者たちとの、虚々実々、息つく間もない闘いを描く3篇と短篇「怪盗どくろ指紋」を収録。
また、掲載誌の休刊により中途打ち切りとなった「深夜の魔術師」の未完バージョンに加え、未発表原稿「深夜の魔術師」「死仮面された女」も収録、資料的価値も充実した一冊。
今回も初刊時のテキストを使用し、挿絵も豊富に収録した完全版。なかでも、1975年の朝日ソノラマ版刊行以降、探偵役が金田一耕助に変更されていた『夜光怪人』は、じつに50数年ぶりのオリジナル版復活!
【目次】
幽霊鉄仮面
夜光怪人
怪盗どくろ指紋
深夜の魔術師
深夜の魔術師(未完作品)
未発表原稿
深夜の魔術師
死仮面された女
巻末資料
『幽霊鉄仮面』(1952年版)まえがき
角川スニーカー文庫版解説(「幽霊鉄仮面」) ひかわ玲子
角川スニーカー文庫版解説(「夜光怪人」) 深沢美潮
【著者紹介】
横溝正史(よこみぞ・せいし)
1902年生まれ、81年没。大正期より執筆活動を始め、雑誌「新青年」編集長として江戸川乱歩に名作『陰獣』を発表させるなど編集者としても活躍。戦後『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』を発表、前者で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞、以後『八つ墓村』『犬神家の一族』など、金田一耕助を主人公とする傑作群で探偵小説界の第一人者としての地位を不動のものに。70年代の角川文庫によるリバイバルと金田一シリーズの映画化によって大ブームとなり、最晩年には傑作『悪霊島』を発表、生涯現役を貫いた。作品は以後も読み継がれ、新たな映像作品化も数多い。
【編者紹介】
日下三蔵(くさか・さんぞう)
SF・ミステリ評論家、アンソロジストとして精力的に活動。小松左京作品、連城三紀彦作品などのアンソロジーの他、『海野十三コレクション』(創元推理文庫)、今日泊亜蘭『最終戦争/空族館』(ちくま文庫)、『筒井康隆コレクション』(出版芸術社)、『皆川博子コレクション』(出版芸術社)『ミステリ珍本全集』(戎光祥出版)『横田順彌明治小説コレクション』『皆川博子長篇推理コレクション』(柏書房)など一連の「隠れた名作」の発掘で高い評価を得ている。
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目次
幽霊鉄仮面夜光怪人
怪盗どくろ指紋
深夜の魔術師
深夜の魔術師(未完作品)
未発表原稿
深夜の魔術師
死仮面された女
巻末資料
『幽霊鉄仮面』(1952年版)まえがき
角川スニーカー文庫版解説(「幽霊鉄仮面」) ひかわ玲子
角川スニーカー文庫版解説(「夜光怪人」) 深沢美潮