〈いじめ学〉の時代
いじめの議論はデタラメばかり、これから必要なのは〈いじめ学〉だ!
- 定価
- 1,760円(本体 1,600円)
- 刊行
- 2007/10/01
- ISBN
- 9784760132195
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 232
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
あらゆるケースに当てはめることができる画期的な生態学的いじめシステム論として評価の高い、でも、学術書に慣れていない人には難しい『いじめの社会理論』。そこに詳述された、内藤いじめ学を、東郷高校退学事件や河合塾左翼講師との交流、山形マット死事件取材などの自分史を交えながら、もの凄く分かりやすく説いた、著者はじめての一般向けいじめ学入門書。
世の中を生きやすくするためには、まず「なぜ生きにくくなるのか」を理解しなくては手が打てない。
目次
第一章 いじめの議論はデタラメばかり第二章 私やあなた、ご町内の皆様方のファシズム
――(中間集団全体主義)
第三章 父と母
第四章 愛知県立東郷高校
◇再録「熱中高校って、なんだ――愛知・東郷高校で何が行われているか」(1981年)第五章 山形マット死事件
第六章 〈欠如〉を生み出す有害環境としての学校
――(いじめ発生のメカニズム その1)
第七章 全能のシナリオ
――(いじめ発生のメカニズム その2)
第八章 ノリこそすべて
――(いじめ蔓延のメカニズム)
第九章 心理と社会の交わるところ
◇対談 東郷高校追放から30年目に 【加藤淳との対談】
第十章 短期的解決策
第十一章 きずなユニット
――(中長期的解決策 その1)
第十二章 さらば、生きづらい国・日本
――(中長期的解決策 その2)