朝鮮人強制連行調査の記録 <中国編> (山口・広島・岡山・島根・鳥取)
半世紀を経てなお明らかになる真実
- 定価
- 3,080円(本体 2,800円)
- 刊行
- 2001/03/01
- ISBN
- 4760120467
- 判型
- A5
- ページ数
- 432
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
「真相は健全な社会的浄化の方法をもたらし、過去の再発を防止する」(国連報告書)と言われているが、日本の植民地と侵略によるさまざまな事実を足下から見直す作業は、21世紀の日本の国際化と人権問題で避けることのできない課題である。本書は、朝鮮人強制連行の事実を文献と現地調査そして証言により中国地方の全容解明に迫ったはじめての記録である。
本書の特色
① 強制連行者の被爆、空襲被害をはじめて解明。
② 玄関口下関から中国地方の在日朝鮮人史を集約。
③ 初公開資料を多数掲載。
目次
はじめに 第一章 現地調査の記録
●山口県
一 山口県朝鮮人強制連行の史的検証
二 関釜連絡船と下関
三 海底炭鉱(宇部)と強制労働
四 光海軍工廠
五 向道ダム建設(徳山)
六 海軍大竹潜水学校柳井分校建設(平生)
七 軍事基地の町・岩国
八 防府の塩田と軍事施設工事
●広島県町
一 広島県と在日朝鮮人
二 三菱重工業広島工場の朝鮮人「徴用」工
三 高暮ダム建設
四 鷹山鉱山の強制連行
五 広島に連行された朝鮮人兵士たち
六 広島の地下壕